Architecture Pass Kyoto について
(公式サイトより引用)
建築はいつ、どこで、どのようにして生まれるのでしょうか。 建築家の頭の中にアイデアが芽生えたとき、 建設現場で完成を迎えたとき、 それとも暮らしの中で目指された状態が生まれたときなのでしょうか。 本展では、京都を拠点に活躍する建築家たちが、 自身のアトリエ、改修中の建設現場、 設計した建築などを会場に、 さまざまな「建築が生まれるところ」を展示します。 移りゆく京都のまちを巡りながら、 今まさに生まれつつある建築のダイナミズムや 現代を生きる建築家たちの思考に 触れてみてください。
1 京都市内の注目スポットを会場に、今まさに生まれつつある建築を紹介します。
2 国内外で活躍する京都拠点の建築家12組が、異なる方法で建築の展示を試みます。
3 普段は見ることが難しい建築家のアトリエや建設現場、竣工物件が会場です。
4 歴史を更新し続ける京都の建築表現、建築家たちの現在地を提示します。
5 同期間開催の京都モダン建築祭と一緒に、京都の建築めぐりをお楽しみください。
IN STUDIOの展示について
スタジオと現場、図面と模型、日々の会話、テキストとドローイング、物と風景のいずれにおいても建築を考え続ける。具象的な物や風景の世界と手を取り合いたい、あるいは抽象的な歴史や人文の世界の一部になりたいなどと願いながら、日々建築を思考して生きる。過去に始まり、現在を経由して、未来へ持続する時間のなかに、建築を生かすことはできるだろうか。 ここでは具象と抽象を行き来する思考を表わすものとして、住宅改修である北白川のフラットと住宅新築である領域の家にまつわる展示をする。ふたつのプロジェクトは古建具を介して対になっている。 建設に向けた模型、現場から出てきたもの、工事後に思考を反芻する際のドローイングやテキスト、場の空気を定着する写真などが、この会場と、ハンドアウトと、ウェブに展示されている。様々なものの間でさまよう思考を追体験して頂きたい。